<検体測定室とは?>
指先から採取したわずかな血液を使って健康チェックを受けることができる測定スペースです。
生活習慣病に関係のある検査項目を気軽にチェックできます。
ゆびさき1本で、未来のために健康状態をチェックしましょう!
<よりどころ薬局検体測定室で分かる事>
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HbA1c
HbA1c【ヘモグロビン・エーワンシー】値とは、赤血球中のヘモグロビンという色素のうちどれくらいの割合が糖と結合しているかを示す検査値です。
ふだんの血糖値が高い人はHbA1c値が高くなり ふだんの血糖値が低い人はHbA1c値も低くなります。
過去1-2ヶ月の血糖値の平均を反映して上下するため、血糖コントロール状態のめやすとなる検査です。
「今日は検査だから」と食事を控えると、血糖値を下げることはできますが、 HbA1c値は下がりません。
反対に最近2ヶ月くらいがんばって食事を控えた人は、検査の前日だけたまたまたくさん食べてしまったとしてもHbA1c値は上がりません。
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中性脂肪(TG)
中性脂肪は肉や魚・食用油など食品中の脂質や、体脂肪の大部分を占める物質です。単に脂肪とも呼ばれますが、脂肪酸が3本、グリセロールと呼ばれる物質で束ねられた構造をしており、中性を示すことからこの名で呼ばれています。
その構成成分である脂肪酸は、動物性脂肪では飽和脂肪酸が多く、バターやラードのように常温では固体として存在します。それに対して植物性脂肪では、不飽和脂肪酸が多く液状です。
中性脂肪は人や動物にとって重要なエネルギー源であり、脂溶性ビタミンや必須脂肪酸の摂取にも不可欠ですが、とりすぎると体脂肪として蓄えられて肥満をまねき、生活習慣病を引き起こします。
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善玉コレステロール(HDL)
余分なコレステロールを回収して動脈硬化を抑える、善玉コレステロール。
増えすぎたコレステロールを回収し、さらに血管壁にたまったコレステロールを取り除いて、肝臓へもどす働きをします。増えすぎたLDLコレステロール(悪玉コレステロール)が動脈硬化を促進するのとは反対に、抑制する働きがあるので善玉コレステロールといわれます。
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悪玉コレステロール(LDL)
人間の体内にある脂質のひとつです。一般に悪玉コレステロールと呼ばれています。コレステロールは「あぶら」なので、血液中に流れるために、アポタンパク質とリン脂質で覆ったリポタンパク質という粒子に変化します。このリポタンパク質の一つが、LDL(Low Density Lipoprotein:低比重リポタンパク質)で、肝臓で作られたコレステロールを身体全体へ運ぶ役割をもっています。
数値が通常の範囲であれば問題ないのですが、血液中のLDLコレステロールが増えすぎると血管壁にたまってしまいます。それは活性酸素の影響で酸化して、過酸化脂質となります。蓄積していくと血管が細くなり血栓ができて動脈硬化を進行させ、心筋梗塞や狭心症・脳梗塞などの動脈硬化性疾患を誘発させます。
<検査の流れ>
①問診 簡単な質問や確認事項・注意事項の説明をさせていただきます
②採血 指先穿刺で米粒大~小豆大くらいの血液を採取します
③測定 専用の機器にて測定を行います(5~6分程度で結果が出ます)
④結果説明 測定結果について説明いたします
<注意事項>
以下の方は測定することができません
・すでに治療を受けられている方
・血液の病気で治療中の方
・血液サラサラの薬を服用しており、出血傾向にある方